マルシンCOLT ANACONDA
4インチ HW
超怒級マグナムリボルバーの登場だ!!これまでのBossのエアガン購入条件にまったくあてはまらないマルシン社製コルトアナコンダ 4インチ ヘビーウェイト。デカい。とにかく巨大だ。アメリカ人にしかできないこのデカさ。実銃の世界でもとくに人気のモデルではないそうだが、この堂々たる存在感がマルシン社の開発陣の心を突付いたのだろうか。確かに1度手にしてみればこの巨大なリボルバーの獰猛ぶりに確実に魅了される。使用弾薬は.357マグナムより大きく高威力の.44マグナム弾。その反動を受け止めるにはこれくらいの巨大なボディが必要なのかもしれない。

Bossはコルトの銃はこれまでガバメント(エアコッキングとガスブローバックの2挺)だけしか持っていなかった。しいて言えばタクティカルナイフは本物のコルト製のを1本持っている。折りたたみ式のタクティカルナイフで、グリップは黒いゴム製、刃は弧を描くような形状で、付け根から3〜4Cmくらいの部分はノコ刃のような牙になっている。本物のコルト製だけに丈夫でなんでもスパスパ切れる。アウトドアでのキャンプや遊びに役立つ実力派だ。

さて、アナコンダだが、なぜ購入に至ったか。このところ、だいぶ欲しい銃を手に入れた感があるBoss。しかし、リボルバーの世界にはほとんど足を踏み入れてはいなかった。オートマチックの銃にくらべ、とても奥が深く、ハマるととんでもないことになりそうな(経済面やのめり込み具合等)気がしてずっと敬遠していたのだ。だが、決して嫌いな訳ではなく、かっこいいと思っていた銃はいくつか存在した。しかし、全般的に見てリボルバーはディテールにこだわり、値段が高価な上、実射性能は決して誉められたものではない。銃は眺めて楽しむものではなく、撃ってなんぼだとBossは考えている。細部のリアルさを求めるより、実際に撃って楽しむことの方がBossにとっては重要なのだ。事実、所有するエアガンはすべて、いつでもスタンバイOKな状態でラックに眠っている。持ち出せばすぐに快調に作動するものばかりだ。この考え方はリボルバーに対しても同様である。この条件を満たすリボルバーとなると数ある中でもかなり限られた製品の中から選ぶしかない。

リボルバーのガスガンはほとんどがタナカ社かマルシン社の製品だ。大半をこの2社が発売している。タナカ社のリボルバーはシリンダー(リボルバーの醍醐味である弾薬を収める回転部分)の中にガスタンクや弾を詰め込んでいるしくみで、リボルバーの最大の楽しみである薬莢をシリンダーに詰める、抜くという動作ができない。そのかわり、ディテールはリアルだし、シリンダー以外の内部構造が実銃に限りなく近い構造を持つ。一方マルシン社製のリボルバーはガスタンク等の機構部品はグリップとフレーム内に収められ、シリンダーにはカートリッジ(薬莢)を実際に込めて撃ち、撃ち終わるとそのカートリッジを抜くという一連の動作が可能である。しかしディテール面ではタナカ社に1歩譲る状況だ。さらに決定的な違いはタナカ社が通常の6mm弾を使用するのに対し、マルシン社製は8mm弾を使用する。さらにタナカ社は全般に値段が高め(リアルな製品だけに仕方のないところだ)、マルシン社はリーズナブルな価格設定だ。

以上の条件から検討した結果、やはりリボルバーの本来の楽しみである薬莢の装填、排莢ができるマルシン社の製品にすることにした。マルシン社のリボルバーラインナップを見てみると、チーフズ・スペシャルやポリスリボルバー等の小型のタイプとアナコンダ、レイジング・ブル等の超大型と両極端なラインナップだ。ポリスリボルバーの2インチをすでに持っているBossはバレルの短い小型リボルバーの命中精度の悪さは痛い程知っている。つまり、巨大なタイプしか選択肢はなかったのだ。カタログを眺めながらあれやこれやと悩む。あまり奇抜なモノや現代風なデザインのモノではなく、オーソドックスなリボルバーが良い。必然的にアナコンダだったのだ。

いつものように某Kホビーに注文する。数日後、入荷を確認し、受け取りに行く。カウンターで手渡された箱はとても大きなものだった。開けるとさらに驚く。カタログやネットの画像で見ている印象よりはるかに大きく見える。堂々の存在感だ。店内が非常に賑わっていたこともあり、試射を遠慮し、持ち帰った。帰宅後、早速取り出してその巨大さを改めて実感する。写真のようにタナカ社のチーフズ・スペシャル2インチと並べてみる。チーフが子供のオモチャのように見えるくらいのデカさだ。どちらもアメリカ人が作ったとは到底思えないくらいだ。アナコンダはヘビーウェイトということもあり、重量もかなりある。その辺りも巨大なイメージを助長している。

カートリッジに8mm弾を1発づつ込め、そのカートリッジをシリンダーに1本づつ装填していく。この動作がしたかった。真鍮でできたカートリッジは黄金色に光り輝き、実弾のような風合いだ(ただし、形状は異なる。BB弾を頭から挿入し、それを撃ちだす関係で筒状になっている。)。6本のカートリッジを装填し、シリンダーを収める。カチャッ!!とそれっぽい音を発しシリンダーはフレームに収まる。グリップ底からガスを充填し、ハンマーを起こす。的箱に狙いを定めてトリガーを引く硬くなくキレの良いトリガーは僅かに引くだけで発射する。ボスッ!!といかにも強そうな発射音とともに弾はまっすぐ的箱に向かって飛んで行く。しかも物凄い速さだ。続けて今度はハンマーを起こさずにトリガーを引く。少し硬めではあるものの、やはりキレが良い。先ほどと同様、弾はまっすぐ飛んで行く。見ていてとても痛そうである。何回か撃ってみたが、ガスがなかなか減らない。たしかに6発しか装填できないのだからガスの持ちも良いだろう。しかしドデカいグリップの中にあるガスタンクはやはり巨大で、相当な数の弾を発射できそうだ。

後日、外で撃ってみた。HOPは調整可能な可変HOP。弾道を見ながら調整し、最も良い位置に合わせた。20mレンジで撃つとさすがにど真ん中に飛ぶのは難しい。それでも6発中1発くらいはど真ん中に飛んでいく。はずれる時も大きな8mm弾が見えなくなるほどの飛距離がしょっちゅう出る。世間での評判以上に良い銃である。あたりはずれがあるにせよ、決して悪くない銃だ。かなり気に入ってしまった。

禁断のリボルバーの世界に本格的に足を踏み入れてしまったBoss。アナコンダは持つ者を確実にその禁断の聖地へと誘う。アナコンダを見た仲間達も垂涎の眼差しで釘付けになる。8mm弾&リボルバーの一大旋風が巻き起こるのは必至だ。(2006.04.02)

4月中旬、Bossがアナコンダを購入したのを待ち構えていたかのようにマルシンから純正オプションの「アナコンダ用木製グリップ」が再販されました。ものすごいタイミングの良さゆえに、もう「私のために再販してくれた」としか思えません。標準のプラ製グリップはあまりにもチャチくていつかどうにかしたいと購入時から思い続けておりました。その願いが届いたのか突然の再販の情報が届いたのでした。いつもお世話になっているケイ・ホビーからの連絡で、「すでに手配しておいた」となんとも粋な計らいをしてくれていました。店長くん、「牛」くんにはあらためて御礼申し上げます。さて、入手したBossはさっそく取り付ける。やはり木の風合いはたまらない。プラでは絶対に味わえない握り心地と、ただでさえデカくて重たいアナコンダがさらに重くなり、グリップもひとまわり太くなりました。手の小さなBossには太すぎるくらいのグリップですが、この木独特の感触には替えられません。まだ取り付けて数回しか撃っていないので、手に馴染む程ではありませんが、使いこめば黒光った独特の使用感が出てくるでしょう。木という材質は何度も何度も握っていくことで表情を変えてくれる素材です。そういう自然に変化していく木の表情を楽しみたいものです。マニアの方はよくツヤだしのオイルを塗ったりニスを使ったりしますが、私は自然に変化していく木の風合いを楽しみたいのです。
グリップが変わるだけで銃全体の印象も大きく変わります。アナコンダはごく最近の近代銃器です。実銃が登場したのも1990年代に入ってからのこと。ですから現在、コルト社から販売されている実銃アナコンダには木製グリップの他にラバー製グリップのバージョンもあるようです。たしかにこの手のマグナム弾を使用する大型リボルバーにはラバー製グリップの方が実用的かもしれませんね。強烈な反動を人間の手で受け止める為には可能な限り滑りにくいグリップにしている方が良い訳です。しかし、リボルバーには何故か木製グリップが似合うのです。機能的にどうのこうのというより見て良し、握って良しの方がやっぱり飽きないんですね。日本では実銃の所持はほぼ禁止されていますが(「ほぼ」というのは許可を得ていれば定められた使用、保管に限って所持できるので)、アメリカ等では護身用に民間人までもが拳銃を所持できます。その民間人が所持する際に、選択肢は2つ。リボルバーかオートマチックか。リボルバーは単純な作りのため故障が少なく信頼性が高い、不発弾が発生した際にふたたびトリガーを引くだけですぐに次弾を発射できる等のメリットがあり根強い人気があるそうです。オートマチックは不発弾が出た際にはスライドを引き、不発弾を排莢してふたたび握りなおして撃つという1動作多い作業を求められます。そのかわり、装填できる弾数は多く、構造上、狙いは正確になり、標的に対してのHIT率があがります。つまり、リボルバー、オートマチックともにメリット、デメリットが存在し、一般の人が扱うにはリボルバーの方が危機的状況下において素早く確実に発砲できるということからリボルバーの人気が衰えないのです。
アナコンダに関してはそういった民間人の護身向けの銃ではありません。.44マグナム弾という強烈な弾丸を使用すること、本体があまりにも巨大であることからもそれが理解できるでしょう。「熊を1撃で倒せる」と言われる.44マグナム弾です。狩猟の際にライフルの弾切れや至近距離に突如現れた獲物を確実に仕留める時に活躍する銃です。大自然の中で活躍するアナコンダ。その信頼性は限りなく完璧に近いものが要求されます。こうした使用状況を考えると、やはり持つ者の手によく馴染み、確実に操作できる状態でなければなりません。そこを考えた時、ラバー製グリップであることはハンター(猟師)にとって重要であるに違いありません。ただ、エアガンとしてアナコンダと向き合う際、やはりラバー製グリップではどうしても「おもちゃ」然としてしまうのです。その点、木製グリップは実際に天然素材であり、大自然を相手に戦う「男」の道具という主張が前面に押し出され、その威圧感を見る者にアピールしています。
さて、マルシン社純正木製グリップ。先ほど「ひとまわり太く」と書きました。これはこのアナコンダの構造に原因があります。グリップ内には8mm弾を撃ち出す為に大きくとられたガス室が設けてあります。これを覆うようにグリップが被さる訳です。プラ製ならばそれなりに薄い材質でも耐えるでしょうが、木製の場合、あまり薄くしてしまうと「割れ」等の破損が生じます。ですから少し厚めに作らざるをえないのです。かといってそれがアンバランスなくらい太くなっている訳でもなく、プラ製をずっと握ってきた人が交換して握ってみて初めて解かる程度であり、見た目にはまったく違和感はありません。いわゆる「デフォルメ」になってしまうでしょうが、それを感じさせない作りの良さが秀逸です。私の愛銃ではチーフズ・スペシャル、ガバメント、ブローニング・ハイパワーに続く4挺目の木製グリップ仕様になる訳ですが、アナコンダの木製グリップはこれまでのモノとはちょっと違う、ダイナミックさ、男らしさを感じるパーツになっています。月日が流れ、使用感が出てきた頃にこの木製グリップがどんな味を醸し出してくれているか、今からとても楽しみです。(2006.04.23)
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