中野自動車にTwinがやってきたっ!!
12年間に及ぶ「Bossの足」生活をまっとうしたキャロルが静かに引退しました。Bossが21歳の時に新車で購入したキャロルはこの12年間で日本各地を走り周り87000kmを越える走行距離に達しました。車検ごとに消耗品を交換し、定期的にオイルを交換していたのでまったくトラブル無しで12年間走り続けました。ドライブシャフトブーツは1度も交換せずに最後まできました。87000kmも破れずにもたせるのはけっこう神経を使いましたが、かなりスゴい記録ではないでしょうか?そんなキャロルを突然襲ったATミッションの故障。致命的でした。20年乗るつもりでしたがATミッションの修理は非常に高額で、作業もかなりの時間を要します。私は展示車やお客さんのクルマの修理で手一杯。自分のクルマに長い時間をかけることはできません。やむを得ずこの度買い換えることになったのであります。とても気に入っていたキャロルだけに残念でなりません。
出た!!ツインだ!!かわいスギ!!
さて、そんな訳で「Bossの足」がいなくなってしまった今、私Bossは決断を迫られてしまった。普段から中古車は仕入れているのでその中から自分の好きなクルマをちょいといただいてもよいのだが、また10年以上は乗ることになる訳だし・・・。新車かぁ・・・?新車の場合、私はスズキとの付き合いが一番深い。ということはスズキ車の中から選べということだ。実際、私もスズキ車が一番乗り慣れているしいじり慣れているし、なにより好きだ。今のスズキのラインナップの中で私が長く乗り続けることができるクルマ・・・。私は自分で乗る場合、背の高いクルマは好きではない。厳密に言うと全幅より車高が高いクルマはあまり好きではないのだ。キャロルの場合、全幅139Cmに対し車高は141Cm。ローダウンして私の好みに合う寸法になる訳だ。ところが現在の新車はどのメーカーでもほとんどこの法則をクリアできない。スズキも例外ではないのだ。いわゆるミニバン系ばかりで・・・。
小さい!!座ったままリアガラスに触れるゾ!!
今回はAT車でこの条件をクリアしているクルマということで3車種が候補に上がった。アルト、ラパン、ツインの3車種だ。ラパンはノーマル状態ではクリアできていないがローダウンでかなり条件に近づく。それにシートの着座位置が低く、ミニバン系のクルマとは明らかに違う路線ということで候補に入れた。最初に脱落したのはアルト。普通スギ。キャロルは発売当時、かなり思い切ったデザインで、私はそこに惚れて購入した。やはり遊び心が欲しい。そしてラパンとツインが残った。正直どちらでもよかったのだがツインにした決定的な理由は2つ。まずキャロルのように思い切ったデザインであること。とことん丸くかわいい。そして、車輌重量が軽いこと。衝突安全ボディでありながらツインは600kg。キャロルとまったく同じである。軽い。ちなみにラパンは780kg。180kgも重いのだ。10ps馬力の差はあるにせよ軽いことのほうが私には重要だった。エンジンに負担がかからないからだ。
巨大なリアバンパー。とはいえ安心感はないっすね。
結果ツインになったのである。3月初旬、スズキの業販担当の○若氏と商談をし、黄色のガソリンBというグレードを注文。こういうクルマなのですぐに来るとは思っていない。セルボとFRミニカがあるし、そんなに急いでる訳でもないし。しかし噂やあちこちのホームページを覗くと2〜3ヶ月は覚悟しろだの手作りだから月に200台しか作れないだの困ったことばかり聞こえてくる。AT車で快適に名変に行ける日はいつになることやら・・・。○若氏も「予定がまったく未定です。」というだけ。こんなことならラパンやアルトでもよかったんじゃないか?と思ってしまう。私の場合、どうしてもツインじゃないとやだ!!という訳ではなかったし。消去法でツインになっただけだし。そんなふうに思ってしまう。とにかくもう全額支払ってしまった。余計なことは考えず、じっと待つことにした。セルボは快調に走ってくれる。丁度エンジンオーバーホールやって3000kmだし、一番良い時だ。今のうちに走りまわろう・・・。
センターメーター。助手席PWスイッチ無し!!強烈。
2003年5月。GWも明けた某日。○若氏から連絡が入る。「5月13日の生産予定です。」。こういう連絡をもらうと普通のヒトだと喜ぶのだろうが私は「いよいよ来てしまう・・・。」土壇場でツインに乗ることへの恥ずかしさがこみ上げてくる・・・。30半ばの男が黄色いツインに乗るんだから。恐らく最初だけのことだろう。キャロルの時もそうだった。どこを走っていても周りから熱い視線が注がれるのだ。そういうのを気持ち良いと思うヒトもいるが、私は正直あまり好きではない。むしろ嫌いだ。こんなことがあった。キャロルを購入して間もない頃、ウチの弟ちゃんと乗鞍岳に行った。あそこは3000m近くの標高までクルマで登れる。キャロルでその高さまで登って朝日を拝んだ。帰り、エンジンを始動しようとキーを回すがかかりそうでかからない。何度やってもかからない。周りはパジェロやランクル等の大きいクルマばかり。その中で小さいキャロルがいるだけでも目立つのに明らかに調子がおかしい音が
とくに他のスズキ車との違いはないエンジンルーム。
キュルキュル鳴り続けている。周りの人々が寄ってきた。私はキャロルの中で考えた。タバコを吸って考えた。そのタバコが私に答えを導かせてくれた。空気が薄いのだ。火をつける時、ライターの火がすごい勢いで吹き出たことでそれに気付いた。「どうしたの?」とか「大丈夫?」なんて周りのギャラリーの人々に言われながらボンネットを開ける。エアエレメントを取り外し、再びエンジンをかける。「ブィ〜ン!!」一発でかかった。ギャラリーの人々からは拍手喝采「おぉ〜!!」と歓喜。660ccの小さいエンジンでキャブレターだとこういう場所に行くことが無謀であるということだ。ちなみにツインは今時のクルマだ。当然EPI車。空気が薄くてもどうにかなる。べつにツインで冒険する訳ではないが「軽いトラウマ」を克服できたようで実にありがたい。あの時のギャラリーのヒト達は「よくこんなクルマでこんな所まで登ってきたな」と思ったことだろう。私から言わせてもらえば「どんなクルマでも登ってやるゾ。」という感じだ。
ABSのユニット。正直、ABSいらんのに・・・。
2003年5月吉日。Bossはついにマニュアル車オンリーの生活から脱した。1度現物を見てはいたが、自分の所有物として手元に届くとこのデザインにはやはり恥ずかしさがこみ上げてくる。とにかく目立ちスギだ。ステレオとドアバイザーをすぐに取り付けた。新車はこういう作業をやる時神経を使うが、どこを触っても手が汚れないのがいい。ステレオとアンテナの配線は奥に束ねてあったが、出来たばかりのクルマなのでほどくとすぐにまっすぐな配線になった。やはり気持ち良いもんだ。最近のスズキの新車のステレオのカプラはホンダと同じモノを使っている。今回も配線キットはホンダ車用だ。取り付けはいたって簡単。パソコンの裏の配線なんかよりはるかに解かり易い。10分位の時間で取り付けた。これからはとても快適に名変に行けると思うと嬉しくてたまらん!!SR−FOURにはラジオすらないから・・・。1つ難点。超ヘビースモーカーの私にとって灰皿がないのはまずい。とは言うもののキャロルも無かったのだが・・・。どうして私の買うクルマは灰皿が無いんだろう・・・。これからあちこち走りまわる訳だが少しずつ快適なクルマにしていこうと思う。走りの部分はまた後日紹介することにしよう(まだ50mくらいしか走ってないもので・・・。)。
気になる走りのほうは・・・
納車されてから早いもので2週間余り。かれこれ300km程走りまして、ツインの性格みたいなものがだいぶ解かってきました。現在、まだフルノーマルの状態です。素のツインの性能はこんな感じ。

エンジンは通常のスズキのNA車より10ps低い44ps。しかしいざ乗ってみると予想を遥かに越える力強いエンジンだ。これは最高出力を低回転で発生させるセッティングの為だ。Dレンジに入れてブレーキを放すとすぅ〜っと動き出す。クリープ時の速度は結構速い。上のような理由の他にここでもボディの軽さが手伝っている。AT車でクリープ競争なんてことをしてみるとツインはトップクラスかもしれません。走り出すとこれが実に軽やか。まだ慣らし中なのでフルスロットルにはしていないが高回転域は苦手のようだ。セッティング次第でどうにでもなるみたいだが・・・。このクルマは街乗りを目的としているので仕方ないところか。ただ、ツインには充分な性能のエンジンだ。他と基本的に同じK6A。タイミングベルトはチェーン式。切れる心配はほぼ無いに等しい。F6A、F6Bではお約束だったカムシャフト、クランクシャフトのオイルシールからのオイル漏れもまったく心配する必要なし。この辺がメンテナンスフリーというのは大変ありがたい。そのK6Aが収まるエンジンルームは意外と広々。随所に手が入るスペースがある。他のK6AのNAの車種と違うのは中身だ。通常3本付いているピストンリングがツインのK6Aは2本しかない。通常コンプレッションリング2本とオイルリング1本で合計3本だがツインは各1本ずつ。そのかわりリングの収まる溝にアルマイトコーティングをしてあったりピストンのスカート部には樹脂でコーティングしてあったりして耐久性をカバーしているらしい。バイクのレース車等に用いるチューニング方法だそうだ。さすがスズキ・・・と言いたいのだがレースで使うエンジンはそのレース中耐えてくれれば良い訳だがツインは市販車であり、何年も乗るのである。オイル管理は神経質なくらいしっかりやっていきたいところだ。

足周り。やはりソフトなセッティングだ。コーナーでのロール感はかなりある。が、意外と粘る足でもある。基本的にはアルトやワゴンRとまったく同じ構造でありながらここまで違う乗り味を作り出せるということは、いかに自由度が高いしくみなのかがよく解かる。ツインはホイールベースが極端に短いので硬い足周りは命取りだ。簡単にコケる。つまりイジるならソフトなままでやっていくことになる。微妙なセッティングが必要になることは必至。私はできるだけ純正のままがいいと思う。やるならショックやスプリングではなくスタビのみ少し太めにする等で抑えたほうがよさそうだ。タイヤは135/80R12。かろうじてテンパータイヤより1サイズ太いという感じだ。ただ、これが悪いとは思わない。なかなかよく粘ってくれている。ボディーカラーに合わせたホイールキャップも良い感じなのでこれ以上の太さやアルミホイールは不要に思う。とはいえ、私は多分変えるだろうが・・・。キャロルに履かせていたアルミホイールがあるので165/60R13のファルケンGR−βが付くことになる。

ボディ。これが一番びっくりした。強烈に頑丈だ。新しいという理由以上に短い分「ねじれ」がまったく感じられない。ボディをしたから見て両座席足元部分に縦に補強がいれられている。ステップ部分も外から見るよりかなり分厚い。フロントピラーも視界を妨げていようがおかまいなしって感じの太さ。さらにルーフが丸くなっていることでルーフ部分にも充分すぎる程の強度が出ている。これだけしっかりしたボディでありながら600kgという車輌重量は脅威的である。まさかとは思うが走りの良さというよりコケた時の安全性を考えてだったりして・・・。私のツインはガソリンB。前後の重量配分は前:400kg、後:200kg。解かり易い。後がかなり軽いが人間が乗る位置がほぼ後輪のすぐ前になるので人間の体重がほぼ全部後軸重にプラスされる。2人乗るとさすがに重くなるが重量配分的には理想に近づく訳だ。

先日、横浜まで走ってきた。ルートは新青梅街道→府中街道→甲州街道(国道20号線)→環八通り→第三京浜→首都高速だ。一般道では信号で止まる度に横に並ぶクルマから熱い視線をもらい、高速では追い越される度にやはり見られる。恥ずかしい。それはともかく、高速でのハンドリングはなかなかスゴい。とにかくクイクイ曲がるのだ。すぐに慣れたが最初は私でさえも少々恐怖感を覚えた程だ。80〜100km/hでクイクイ曲がってしまうのはかなり危険だ。まぁツインで高速走るアンタが悪いと言われればそれまでだが。まったくホールド感のないシートも手伝ってかなり疲れるドライブでした。数日前、初めての給油をした時の燃費。15.12km/L。SR−FOURが6〜7km/Lだから驚愕の数値だ。さすが平成22年度燃費基準達成車だ。吐きそうなくらいだ・・・。

ちなみに未だ灰皿はない。禁煙車だ。いつまで続くのだろう・・・。周りの女性達は大喜びなのだが・・・。
さらに・・・(06.15)
最近の姿。アンテナの先っぽには「MOONBALL」が付いています。歴代の私のクルマにはほぼすべて「MOONBALL」を付けております。セルボモードだけは付いておりません。あれはガラスアンテナだから・・・。付けたくても付けられないんですね。「MOONBALL」は広い駐車場の中で自分のクルマを見つけるのに非常に役立ちます。このツインは黄色なので色合いもバッチリ。サイドバイザーと泥よけを付けました。バイザーはやや大きめでしっかり雨を遮ってくれてGood!しかし泥よけはなんともお粗末なパーツだ。軟質樹脂の板を切り抜いただけのもので、部品が到着した時は何かの間違いかと思ったくらいだ。切なさがこみ上げてくるパーツだ。自分で作ってもよかったか・・・。
車内は少し派手めに。ハンドルカバーもMOONEYESで購入。黄色を基調にフレアとドラゴンのデザインがHOT。写真では解かりにくいが、実はこのハンドルカバー、ブカブカです。もともとアメ車用なのでツインの小さいハンドルには大きすぎるのです。どうにかしてジャストフィットするようにしたいのだが・・・。エアバッグがなければハンドルごと交換できるのに・・・。ちなみにこの運転席に座った友人、常連さんたちはみんな「けっこう広い!!」といいます。後席がないので実際広くなってるんだが、デザインのシンプルさが少なからず影響しているようです。
フロアマットもイエローフレア。この非力なツインに”NOS”の文字がアンバランスでGood!アメリカ人のセンスはスバラシイです。日本人では絶対思いつかないようなデザインです。私はゴム製フロアマットが大好きです。汚れてもガンガン洗えてすぐ乾く、しかも丈夫、滑りにくい等良いことだらけ。最近の新車の純正フロアマットはカーペットのような布製のマットばかり。私は純正は最初から注文せずにゴム製マットを使うつもりでいたのでこうなった訳です。
このシンプルなメーター周りにSKC社のメーターをセンス良く取り付けようと企んでおります。違和感なく、カッコよく、見やすく取り付けるには・・・。かなりの労力が必要のようです。ちなみに取り付けるメーターは「タコ」、水温の2つを予定しています。
ステレオはKENWOODのCD/FM/AMタイプの一番安いの。ツインの場合、1DINサイズ分しかスペースがないので自分の使い方にあった機能のモノをしっかり選ばなければならない。私は本来、必要最小限の機能だけで良い派なのでこうなった。最近の煌びやかなステレオは悪くはないが操作の難しさやひと目で確認するという意味で使いにくい。私の理想は純正のようなシンプルさと高性能を併せ持つようなモノがいい。つまり昔のセルシオの純正のナカミチとかが最高な訳で・・・。理想と現実はほど遠い訳で・・・。
そして・・・(10.29)
SKCメーターコーナーの取り付け例にもUPしておきましたが、3連メーターを取り付けました。ツインはこういう後付けモノを取り付けるスペースがほとんどありません。無い訳ではないんですが室内のダッシュパネルやコラムカバー等すべてのパーツが湾曲しているのでセンスよく取り付けるには独自でパーツを作るしかありません。今回は当店で販売しているSKCメーターのデモンストレーションの意味もあるので、SKC社で販売しているパーツで取り付けたいと思いました。そこで用意したのはバキューム計、タコメーター、水温計、3連メーターパネル。これらをステレオの下、ダッシュパネル最下段に取り付けることにしました。
真下からのぞくと+のビスが2本あり、これをうまく利用すればパネル側にまったく加工をしないで取り付けられそうです。メーターパネルをあててみると固定には問題は無いのですが、そのまま固定すると肝心のメーターが半分くらい隠れてしまって下半分しか見えません。ということはパネルをもっと下げないと見えないということになります。しかし、あまり下げると運転している時に左足に当たったりシフトレバーの操作の邪魔になったりします。測ってみるとしっかり見えて邪魔にならない高さは「15mm下げた位置」になりました。そこでメーターパネルとダッシュパネルのビス穴の位置等を測り、ステーを自作することにしました。
コの字型の鋼材にメーターパネル、ダッシュパネルそれぞれのビス穴を開けてこれを挟んで取り付けるという手法です。私の弟が金属加工の仕事をしているので彼に発注しました。出来上がってきたそのパーツは「ツイン用メーターパネル取り付けブラケット」として立派に販売できるほどの出来栄えでした。シャーシーブラックで黒に塗り、固定してみると、まさに純正のようにジャストフィット。こうして写真のようにすっきり取り付けることができました。今回の3つのメーターは走りの情報よりもコンディションの確認にポイントを置いて選んでいます。整備士の性ですね。水温計はもともと付いていないので必ず付けようと思っていたもの。
タコメーターはK6A(通常のK6Aとは仕様が若干違いますが)の特性を知る為に。バキュームは3つ星の低排出ガスエンジンということで薄い燃料に対しての空気の状態や各センサー類への負圧の状態等のチェックに。3つのメーターそれぞれが私に情報を伝達してくれるのです。実に頼もしいチョイスです。が、インテリアのコーディネート的に見ると、かわいいデザインにはちょっとスパルタンで違和感がありますね。また、照明の色もスピードメーター、エアコンのコントロールパネル、ステレオなんかと違ってオレンジっぽい光色。この辺は変更したほうがよさそうです。後付メーターって取り付けただけでかなり車内の雰囲気が変わります。おすすめ!!
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